こ のページは 2008年 09月 15日 20時27分58秒 に更新されました。 |
難しいと は?
[ 30] 「見える化」は難しい・・・!? :村上敬亮 情報産業の未来図 - CNET Japan
[引用サイト] http://japan.cnet.com/blog/murakami/2008/04/12/entry_27000472/
「見える化」の重要性が叫ばれて久しいですね。その定義は、人によって様々だと思いますが、大雑把に言えば、「現場における目に見えない活動の様子を目に見える形(見える化)にしようとする取組」、といったあたりでしょうか。僕自身、「見える化」については、遠藤さんのお話をはじめ、多くの方に刺激を受けてきました。 戦略的なIT投資の時代ともなれば、様々な現場をITを使いながら「見える化」していくということは、ある意味当然。企業、行政をはじめ、ほぼありとあらゆる事業組織にとって、今、「見える化」は避けて通れない課題となりつつあると思います。 今日は、この「見える化」について、それがある程度当然必要だというところから出発して、その功罪や目的を考えてみたいと思います。 例えば、敢えて無難な例を探しますと、議事メモ。上客に営業やインタビューに行ったときの議事メモなどは、営業活動の進捗管理・記録管理といったことを超えて、将来の商売のヒントに満ちている。そう思えば、直接その営業案件に関係のない営業マンにも、営業とは縁がなく商品開発に携わっているような人でも、広く見せる意味のある場合が多いと思います。 そんなに意味のある議事メモなら、いっそのこと全社的に共有してしまえば良いではないか。「見える化」をそう単純に考えてしまうと・・・ もちろん、全社的に何でも見せるという訳にはいきませんから、必要なところにマスキングをかけたり、アクセス権限を全社的に決めてしっかり管理したりするわけですが、それでも、そんなもの、上手くいかない。 先ず、書かない。現場は面倒くさい。加えて、万が一書いてみて、面白いと自分が思えば思うほど、だんだん、タダでは人に見せたくなくなってくる。少なくとも、全社的になんて、もったいない・・・。 得意な上司、リターンをくれそうな同僚、とりあえず送っておいたら良さそうな社内のキーパーソン。そんな人なら見せても良いけど、全社的に見せて、何の良いことがあるのか。そう考えてしまう。 だいたい、ご本人様は、自分で書いていればいるほど、「これは秘中の秘の情報だ」、だんだんそんな気分になってきます。しかし、たいていの場合、そういう情報をわざわざ渡そうと思うような人にとっては、当たり前の内容です。もちろん、それでも送ることに自体に意味はあると思いますが、もったいぶるほどの内容ではない。 逆に、仕事が出来るようになってくると、「もったいぶるほどの内容ではない」ということも良くわかるようになりますが、今度は、じゃあ、「いちいち必要な人を見つけて情報を渡すための手間暇がもったいない。」となるし、それこそ、「それほどのもんでもないでしょ」ということになる。 もっと深刻な場合、下手に見える化すれば、自分の失敗やミスが露見するきっかけになる可能性がある。万一そうなったら、冗談じゃない。だって、営業3課のハマちゃんの議事メモなんて、取っちゃったら大変なことになりますよね。そんなハマちゃんでも、時には、会社がびっくりするような大きな案件を取ってくる。だったら、それで良いじゃないか。それが現場主義の良さというものだ。 同じ現象は、トップと現場の間ばかりでなく、役員レベルでも生じているのではないかと僕は思います。もちろん、IR上の責任、会社のルールその他もあって、自分が所管する事業のある程度の見える化は取り組んでおられます。でも、それ以上積極的に、社長に「見せて」得することって、あんまりない。 古き良き日本企業の社長さんって、だいたい、各事業分野の代表たる封建諸侯が、業績を勘案しながら持ち回りで就任する、江戸幕府の老中のようなものだと思います。まあ、将軍がいないところが違うと言えば違いますが、各藩同士の相互不可侵をはじめ、似ているところがたくさんあるような気がします。 行政の場合だと、少し違って、幹部候補は有力諸藩の藩主を持ち回りで経験した上で老中に就任するような感じですかね。でも、相互不可侵の分権的体制という意味では、あまり変わりはありません。 結局、経営トップは、列藩の代表みたいなもんですから、各有力諸侯の内部にまで、そう簡単にはつっこめない。各藩の中では、自治が厳しく守られています。 業種業態によっては、そもそも企業が一新興藩主であるような場合もあります。そういう場合は、藩内で見える化が徹底していることも多いでしょう。でも、特にITを使って経営革新というのであれば、やはり経営から見た現場の「見える化」からは逃れられない。各工場の中では「見える化」の徹底している製造業も、経営管理と工場現場の隔絶常態は、やはり、ぼちぼち直さないと、世界の競争に勝っていけない。そんな風になってきているのではないかと思います。 いわば、我が国企業の幕藩体制からの開放。鎖国構造でも有力産品を開発し海外に売って来れた我が国企業が、近年の競争のグローバル化の中で、いよいよ立ちゆかなくなってきた。まさ企業構造・産業構造の開国が求められている。今までのような内向きに閉じた分権的体制を維持しているだけでは、世界的なバリューチェーンの再編・競争には勝ち抜けない。まずは、局所的でも良いから「見える化」から始める。これは大原則になりつつあるということだと思います。 よくコックピット経営という言葉を耳にします。社長にとって必要な社内の状況が、一瞬にしてわかるような体制を作る。工場の操業状態、トラブルの有無、現在の財務状況、商品在庫の水準など、全てを社長室に直接吸い上げるような体制を作る。まあ、これはこれで、必要であればやればよいと思うんですよね。ITがあればこそ、可能になっている話だと思います。 でもこれで喜ぶのは社長だけ。現場には何のインセンティブもない。社内のイントラだって、いきなり出てくるページが全社ベースの情報だったりしても、個々の社員には当然(?)関心がない。社長の欲しい情報は、社員個人の欲しい情報とほとんど関係ない。なんで、協力せなあかんねん・・・ もちろん、社長命令だからやりなさい。そうすることは可能です。でも、最後は、自発的に情報が湧き出てくるように現場を追い込んでいかない限り、知恵の泉はすぐ枯れる。それを維持するための社長さんの努力は相当なものになってしまうはずです。 現場とトップのWin−Winといえば麗しいですが、社長さんに欲しいトップページと、各社員が見て欲しいトップページを作り分ける、社員が情報を出すことについて別のインセンティブを考えるなど、現場の見える化を継続的に実現しようとすれば、何か工夫が必要ですよね。それが、まさに今、経営に求められている内部管理戦術の一つなんだと思います。 これが、「見える化」の基本なんだと思いますが、僕は、あと2点。「見える化」の功罪と目的について、別の角度から指摘をしてみたいと思います。 江戸時代の封建諸侯は、確かに相互不可侵であり、各藩主には相当の自由度が残されています。しかし、領民の立場から見るとどうでしょうか。各藩士・郷士からみるとどうでしょうか。実際、幕末になって、藩主の箍がはずれた瞬間、彼らはものすごい勢いで創造性を発揮し始めたわけです。待ってましたとばかりに社会の大イノベーションが始まった。 もちろん、これは平時ではないときの話です。年がら年中、幕末状態じゃあ、社会の方もやってられません。でも、もう少し両者を混ぜるような動きは作れないものでしょうか。 現場を規律しようと思えば、タテ型の秩序を入れるのが基本です。大きなリソースを動かさなければならない事業となってくると、ウエーバーの官僚制論議、サイモンの個の限界といった議論を待つまでもなく、中間管理職を置き、タテ型で規律をすることが、どうしても必要になってきます。いわゆる「官僚化」現象が進むのは、行政組織はもとより、民間の大組織でも同じです。人間の情報処理能力を補うものとして、官僚型組織を是認せざるをえない。 基本的にはこういうことではないかと僕も思います。今企業に問われているのは、まさに、一個の情報処理システムとしての「企業経営」の進化。ヒト、モノ、カネといった要素のグローバルな市場からの調達が当然となりつつある中、企業にとって差別化の最大の武器となるのは、社内に眠る知恵・情報。だからこそ、「見える化」を進め、企業全体として知恵・情報を最大限生かせる組織になることが重要なんだと思います。 しかし、個々の現場に眠る知恵や情報を活かすことと、タテ型の規律を取ることとの整合性がどうも、今ひとつ。上手くいかない。もう少し現場に好きなようにやらせることと、社内の秩序あるガバナンスということが両立しないものなのか。 昔、情報経済課に在籍していた際、「情報技術と経営戦略会議」という会議をやらせていただいたことがあります。IT経営に優れた17人の経営者の方のお話を伺い、今に至る是顧客志向・全体最適・現場力といった流れを教えていただいたのですが(各経営者の方の発言を引いた詳細な報告はこちらです。)、その時意外だったことが一つあります。それは、報告には余りはっきり書きませんでしたが、約半数の経営者の方が、内部告発の話に言及されたことです。 内部告発は、経営の進化を目指す企業であれば、一度は受けなければならぬ洗礼である。そう考えられる経営者の方が多かった。つまりタテ型でギリギリと規律するのを良しとしない変わりに、個々の現場が会社の外から見える化する状況を常態化してしまおう、という考え方です。そのためには、内部告発が湧出してくるのを押さえられないのは、通過儀礼として仕方がないと。それを押さえ込もうとすると、結局タテ型の規律を強くするしかなくなる。それは避けたい。そういう発想です。 例えば、「悪いところには行きなさんな」と役員、部長、課長を通じて現場の課員一人一人に命じるよりも、課員の行動が外部の方から「見える」ような状況を作っておいた上で、「悪いところに行くのは望ましくない」という企業文化を徹底させる。その方が、結果として、社員が自らをきちんと律し、「悪いところ」に行かないということについても、良い結果が出るということだと思います。 その一つの考え方のよすがとなるのが、東さんの言われる環境管理型権力という発想ではないかと思います。会社の業務命令という形で規範を内面化しなくても(例えば禁止事項を上からの業務命令で徹底しなくても)、ある文化や倫理観が浸透するの中で、自生的に秩序化の動きが起きる。外から中が見えてしまえば、ある程度、各現場も無茶苦茶はしなくなる。あとは、信号機だとか、道路標識だとか、企業の枠組みを超えてみんなが規範を守るために必要な道具だけを社会は用意すればよい。 もし、こんなことが実現できれば、情報処理システムとしての企業は、内部のタテ割りに固執することなく、よりオープン化し、さらにその情報の生産性を上げていくような気がするんです。 何となくですが、時代の方向性はこちらにあるような気がします。つまり、経営トップに対する「見える化」ではなく、そもそも、外部に対する「見える化」自体を志向してしまう。その方が結果として、内部でぐちゃぐちゃ言わなくても規律が効くし、現場の自由度も損なわない。 これは、企業の経営にとっては、非常に大きな負担と責任を強いる作業です。また、その結果、どういう形で生産性がえられるのか、今のところ保証の限りではありません。また、厳密な意味での環境管理型権力とは、こんな風な中途半端な規律訓練型権力との妥協を意味しているわけではないとも思います。でも、この辺のハイブリッドに、一つのヒントがあるのではないでしょうか。 現場を「見える化」すると、次に考えることは何か。普通は、その成果の社内の共有です。現場を見える化すると、トップは嬉しいわけですが、当然、その成果は、横にもつないでいかねばならない。お互いが部署を超えて見える化する。いわゆるSCMやCRMといったことにも繋がっていくわけですね。 ところが、この「共有化」段階を突き進めていくと、何が起きるか。情報をより厳密に部局を超えて活かそうとすればするほど、情報の書式の標準化、帳票類の標準化、業務手続きのルール化など、業務や情報に対する厳格な管理が進んでいきます。もちろん、それで生産性が上がるわけですから、それはそれで良いことです。 問題は、そうやって厳密にくみ上げた社内や関係会社との部品情報共有DBやSCMのシステムが、外的環境の変化に対応出来なくなったときにどうするか。例えば、想定もしていなかったような取引相手と組めるようになった結果、今まで積み上げてきた業務のルールや帳票類を巡るルールなどを全部変えなくてはいけなくなる。全く新しい環境規制が入ったとき、全く新しい規制対応DBを今のシステムの中に突っ込まなくてはならなくなる。そんな事態が発生したときにどうするか、という問題です。 もし取引先や情報の交換先が、全部自分のグループ会社で、経営のガバナンスが完璧に効く範囲であれば、そんな心配は無用です。業務はどんどん密結合してもらって、厳密に決めた業界内標準や企業内標準などをしっかり共有していけばよいと思います。しかし、このグローバルな競争の激化の時代、それで済むでしょうか。相手にもそれなりに主張がある。そんな企業と与していかなければならない局面も、今後どんどん増えてくるはずです。 現状を見ると、我が国企業のIT投資で、この「柔軟化」の段階にまで経営課題を進めることが出来ている会社は、まだ、ほとんど無いという印象です。セブンイレブンをはじめとした流通業界にせよ、全国規模で統制の効いたシステムの構築を迫られている金融業界にせよ、どちらかといえば、しっかりとした品質の高い密結合した業務・システムを作ることが優先課題となってきているような気がする。これが我が国大企業に置けるIT投資のベストプラクティスに近い線だと思います。 しかし、世界の優秀企業は、特にものづくりのような現業現場を持たなければ持たないほど、業務の柔軟化を進め、外部環境の変化に対応した柔軟な情報活用組織への脱皮を目指しているような気がします。ソフトウエア工学用語をお借りすれば、いわば業務自身のモジュール化とその疎結合の実現ですね。 ところがここで一つ問題が浮上する。一部に誤解があるようですが、ソフトウエア工学的に言えば、モジュールの疎結合を進める上での本質は、隠蔽です。いわば、「見えない化」ですね。ある意味、「見える化」とは真っ向から対立する概念です。 注)疎結合については、正直なところ、Web上にも余り良い解説がありません。この本は、評判がよいようですね。SOAの話になってしまってますが、この「結合」に対する解説は比較的良いと思います。 逆説的な説明をすると、僕のいる経済産業省をはじめ、きっと多くの企業で起きていることは、ある意味究極の疎結合。個人単位で業務が「モジュール化」されているということ。行き過ぎた疎結合によって出来上がる強くて見えない現場。それはそれで、×ですね〜。 冗談はさておき、グローバルな競争の激化と市場環境の変化の速さを考えると、最終的には、「見える化」と「見えない化」はある程度バランスさせる必要が出てくるんだと思います。そう言う意味で、「見える化」万歳と単純に議論するのが言い訳では決してない。企業経営者と現場や現場同士がWin−Winの関係になるような中で、その目的を明確にしながら「見える化」ぶ取り組んでいくことが必要とうことなんでしょう。 ただ、現状から言えば、全体的に、圧倒的な「見える化」不足。SOAなどという技術論に振り回されて、業務や情報自身の「見える化」をさぼっていると、最終的に技術としてのSOAが必要になる局面にもたどり着けない。そういうことなんだろうと思います。 かように「見える化」は重要だと思うわけです。が、今日は最後に一言、そうだとしてもなお、「見える化」、「全体最適」でトップダウンを目指すことが、我々にとっての最終的なゴールなのでしょうか。話が右に行ったり、左に行ったりで恐縮ですが、そこは一つ、待ったをかけたい。 欧米と同じことをしていても、最後は勝てない。70年代80年代の日本の強さだって、トヨタのカンバン方式から、赤尾先生のQFDなどをはじめ、日本に独自の現場の取組を打ち出してきたからこそ、競争力を持てたのではないか。CatchUp万歳では、日本は国際競争力を回復できないのではないか。そう考えると、日本流の分権型の全てが悪いわけでもないんだと思います。 現状を見れば、まずは「見える化」が必要だし、まだまだ「全体最適」志向が必要だとは思います。ですけれど、最終的には、トップダウン万歳、全体最適万歳ではなく、ある種の分権型グローバリゼーション、そんなようなものが目指せないか。 そのための戦術作りのヒントが、日本的な環境管理型権力の導入であったり、業務の疎結合化戦略にあったりするんだろうと思いますが、問題は、いずれの心配も、ある程度「見える化」が進んだ後での話。とりあえずは、「見える化」に邁進しているしかないということなんですが、そうこうしながら、日本流のベストプラクティスに取り組む現場を、早く探し当てて陽の光を当てたい。そんな気分であります。 今日はいきなり複雑なところに入ってしまいました。が、日本にiPodが作れるか、作れないのか、ということに絡んでも、オープンな経営管理の実現とものづくり現場の融合という視点から、今日のような考え方は、避けて通れない話だと思っています。 ※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。 ※サービス名をクリックするとこのページをブックマークできます。また、人数をクリックするとブックマークしている人やコメントを一覧できます。なお、サービスによってはログインが必要な場合があります。 情報基盤開発、Wordで作成したアンケートをその場で集計・グラフ出力できる 「AltPaper Ondemand」 みんなのお題では、ブロガー同士で質問を出し合いそれに対する回答や意見を集めています。今日はどんな話題が盛り上がっているでしょう? CNET Japan ブログネットワークは、元はCNET Japanの一読者であった読者ブロガーと、編集部の依頼により執筆されているアルファブロガーたちが、ブログを通じてオンタイムに批評や意見を発信する場である「オピニオンプレイス」、また、オピニオンを交換するブロガーたちが集うソサエティです。 広い視野と鋭い目を持ったブロガーたちが、今日のIT業界や製品に対するビジョンや見解について日々熱く語っています。 これは、CNET Japan 編集部の依頼に基づいて執筆されているCNET Japan アルファブロガーによるブログの印です。 CNET Japan ブログネットワーク内で拍手の代わりに使用する機能です。ブログを読んで、感激した・役に立ったなど、うれしいと思ったときにクリックしてください。多くGood!を獲得した記事は、より多くの人に読まれるように表示されます。 マンション購入お役立ち情報ブログ『マンションフリーク〜住まいの回覧板〜』に新たにモデルルームレポート『イニシアふじみ野』(前編)がアップされました 富士通、NEC、東芝などのPCメーカーから続々と新製品が登場した。ノートPC、デスクトップPCに加え、注目の 今週の新製品総チェック:薄さ13.9mmのサイバーショット登場!NEC「LaVie」はデザインモデルが 最薄部13.9mmのソニー「サイバーショット」、ニコンのGPS内蔵デジカメ「COOLPIX」など、機能性、デザイン性 |
[ 31] ねとらぼ:動画投稿って難しい 「ニコ動」アップに四苦八苦 - ITmedia News
[引用サイト] http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0807/18/news106.html
うわ、この形式だとこのソフトじゃ編集できないのか! え? 投稿ボタンを押してもアップできないんですけど――「ニコ動」に投稿するまでの苦労をレポートする。 ニコニコ動画には127万もの動画が投稿されている。動画の編集や投稿なんてきっと、誰でも簡単にできるんだろう。そう思っていた記者はほどなく、それが間違いだったと知る。編集にも投稿にかなり苦労し、一時はあきらめかけてしまった。初めてでもないのに……。 ITmediaがニコニコ外部プレーヤーに対応したことを記念して、動画を投稿することにした。素材は、夏野剛氏と西村博之氏のインタビュー時に撮影した映像。1時間ほどの映像から数分のシーンをいくつか切り出してアップしようと考えた。 動画カメラは、H.264形式で撮影できるカシオ計算機の「EXILIM CARD EX-S10」。厚さ1.5センチのコンパクトデジカメを、テレビカメラも置けそうな立派な三脚にちょこんと載せて撮影したが、十分高画質に撮れ、音もきちんと拾ってくれた。 後は適当に切り出して「SMILE VIDEO」にアップするだけだ。記者は以前、Webカメラで撮った動画を編集してニコニコ動画に投稿した経験があるから、その手順をなぞれば楽勝だと思っていた。動画ファイルをPCに吸い出し、動画編集ソフトWindowsムービーメーカー(Windows XPに付属)で編集すればいいだけだ。 さてと、吸い出した動画ファイルをムービーメーカーにドラッグ&ドロップ……できない。いやそんなまさか。やっぱりできない。H.264といえば最近主流になりつつある形式。ムービーメーカーが対応していないはずがないと勝手に思い込んでいた記者が甘かった。 仕方ない、H.264より汎用的っぽいMPEG-2あたりに変換すれば大丈夫だろう。「mov 変換 MPEG2 フリーソフト」でググって適当な変換ソフトをインストール。変換を始めた。1時間の動画ファイルはけっこうなサイズで、変換にまた1時間ほどかかってしまったが、MPEG-2になればこっちのものだ。 ――と思ったら甘かった。このMPEG-2ファイルも、ムービーメーカーで編集できなかったのだ。「ファイルの再生に必要なコーデックがインストールされていません」だそうで。あわてて「コーデックの自動ダウンロード機能」とやらをONにしてみたがダメ。Windows Media Playerで再生はできるのに、ムービーメーカーだとやっぱりダメ。絶望感に打ちひしがれる。また振り出しに戻った。 こうなったらH.264を直接編集できるソフトを探すしかない。ググってみたが使いやすそうな無料ソフトが見当たらない。適当な英語ソフトをインストールしてみたが、使い方が分からない。時間がない。こうなったら仕方がない。有料なのは痛いが、確実に編集できるはずの「QuickTime Pro」を購入することにした。3400円也。最初からそうしておけばよかったよ……。 QuickTime Proはさすがに、ファイルをきちんと読んでくれる。操作も簡単でほっとした。ただ秒刻みでの編集が難しく、細かい調節が手間。それでもファイルを読めないよりもマシとぐっと我慢。やっとこさ必要な部分を切り出すことができた。 いよいよSMILE VIDEOにアップだ。ファイルを選択し、アップロードボタンをクリック。しばらく待つと……あれ? 最初の画面に戻ったよ。何もなかったかのように、SMILE VIDEOのトップページが表示されてしまう。動画は当然、アップできていない。なぜだ。もしかしてファイル形式が対応していなかったんだろうか。いや、まさかそんなはずは……だがあり得なくはない。 IT記者にも関わらず恐縮だが、記者は動画の形式にうとい。「このカメラで撮った動画はH.264のはずで、ニコ動はH.264に対応していたはず」という思い込みだけで投稿しようとしていたのだが、何かがうまくいかなかったようだ。 何がダメなのか確認しようと投稿ページのヘルプを見ると「H.264+AAC(H.264/AVCフォーマットMP4コンテナでのアップロードが可能。正式なコンテナは MPEG-4 Part 10 AVC。H.264のプロファイルは Baseline ProfileまたはMain Profileが推奨」と書いてある。申し訳ないが何のことやらさっぱりだ。 よく分からないが、もっと汎用っぽい形式がいいに違いない。今度は「携帯動画変換君」なるソフトを入手し、MPEG-4の適当な形式を選んで再変換。SMILE VIDEOに投稿してみた。やっとこさ投稿はできたが、音質が下がりすぎて何を言っているのか分からない。記者もどうしていいか分からない。 あきらめかけていた時、何となく再度、H.264ファイルを投稿してみた。すると今回は投稿できた。なぜ!? さっきと同じことしかしてないはずなのに。いや、何か違うことをやったのだろうか。フォルダにはさまざまな形式のファイルがごちゃごちゃになっていて、自分が何をして成功し、何をして失敗したのかすら分からなくなってしまった。 まぁそんなわけで無事、6本の動画ファイルをアップできたのだが、サイト上で動画を再生してみると、元の動画よりかなり画質が下がってしまった。高画質でアップする方法なんて皆目検討がつかないので、泣く泣くそのままにしておいた。 7月18日に掲載した6本の動画は、そんな経緯で投稿したものだ(元ドコモの夏野氏、iPhone早速入手 ひろゆき氏は「電話として不便」)(【お知らせ】ITmediaがニコ動外部プレーヤーに対応 夏野氏&ひろゆき氏の動画を公開)。ニコニコ動画に高画質な動画をアップし続けている職人さん達はすごいなぁと、改めて頭が下がった。 「ニコニコ外部プレーヤー」にITmediaが対応しました。記念に、夏野氏&ひろゆき氏のインタビュー動画を公開。2人の面白トークをお楽しみください。 買ったばかりのiPhoneをいじり続ける夏野氏に、「電話として不便で、1週間で飽きるでしょ」と突っ込むひろゆき氏。夏野氏はiPhoneがなぜ売れるのかを分析してみせた。 ゲイツ出演のテレビCMは成功――関心を集めるのが狙いMicrosoftは「大物」2人共演のテレビCMについて、製品を売るためのものではなく、注意を引くためのものだと説明している。 Apple、「iPhone 2.1」ソフトウェアアップデートを公開ユーザーの好みを反映して自動的にプレイリストを作成してくれる「Genius」機能が追加されたほか、複数の問題点修正や改良が行われている。 IBM、スーパーコンピュータ「Stretch」誕生50周年スーパーコンピュータの草分け的存在「Stretch」が、誕生50周年を迎えた。 |
[ 32] X51.ORG : 世界で最も翻訳が難しい単語はコンゴの「ilunga」
[引用サイト] http://x51.org/x/04/06/2611.php
【BBC】この度、言語学者凡そ1000人を対象に行われた調査にて”世界の翻訳が難しい言葉(単語)”を集計した結果、最も翻訳が難しい言葉はコンゴ南東部で用いられるチルーバ語の「ilunga」であると確認されたとのこと。この「ilunga」は「一度目はどんな悪口でも許し、二度目には我慢し、三度目は決して許さない人物」を意味するという。これは一見理解しやすいように聞こえるが、言語学者達の見解によれば、この言葉が最も翻訳が難解な言葉であるとしている。また「ilunga」に続く第二位の言葉はイディッシュ(ドイツ語をベースしつつヘブライ語、スラヴ語を交えた東欧のユダヤ系言語)における「shlimazi」で、この言葉は「慢性的に不幸な人」を意味している。また第三位は日本の関西弁における「Naa」で、これは、誰かに同調するか、あるいは発言を強調する際に用いられる言葉である(としている)。 また今回の調査を行った英国のToday Translations社(多言語翻訳専門企業)代表ジャルガ・ジリンスキニさんによれば、一見するとこれら上位の言葉の定義は非常に明確であり、理解しやすいように思えるものの、いざ、これらの言葉をそれぞれ自分たちの言語と合わせて用いようとする際に大きな問題が発生すると話している。 「こうした言葉に当たった際、普通はまず辞書を引いて、、意味を調べるでしょう。しかし最も重要なのは、それらの語がいずれも強く文化的経験、、そして文化的な語勢に依存しているという点です。」 またこうした難解な意味を持つ言葉は同時通訳者にとっても、いたずらに説明に時間がかかる悩みの種であり、政治やビジネス、スポーツなどの文脈で用いられる専門的なジャーゴンも同様であるとしている。 またジリンスキニさんは個人的にクリケット用語の「googly」という言葉(レッグ・ブレークと見せかけたオフ・ブレーク、を意味する)が嫌いであるとし、「しかしそもそもほとんどの人々はクリケット自体知らないですからね、ナー(Naa)」と語っている。 【参考2】メールのトラブル原因、「言葉の行き違い」がトップ | [AMAZON] ロスト・イン・トランスレーション X51.orgさんによると世界で最も翻訳が難しい単語はタイトルどおりコンゴの「ilunga」だそうです。 普段はあまりネタを見つけられないので、こういうBlogはなかなか書けないんですが、ちょっと良いネタを見つけましたので、リンク張っておきます。 X51.ORGによると、世界で最も翻訳が難しい単語はコンゴ南東部で用いられるチルーバ語の「ilunga」という言葉らしい。 難解な新潟弁を披露いたします。 「うわぃやれー! おめさんの部屋、ひゃんで、きったねねっけー!ゴミべちゃってきてやろけ〜?」 訳:うわぁ、君の部屋は非常に汚いなあ。ゴミを捨ててきてやろうか? いずれ和訳の際にはこんな単語すっ飛ばして勝手に意訳しまくります。元の設計図に「透視図」とあっても「内部図解」のほうが通じやすいもんドイツ語和訳。いやあくまで僕の勝手だけど。 言葉と文化の話題で思い出したんですが、モンゴル語には、馬の毛色、年齢、性別、毛の部分的特徴など細かな分類ごとに異なる単語がある一方で、花はどんな種類でも「花」という呼び名しかないときいたんですが、本当なんでしょうか? 前ニュースで"萌え"は曖昧な現代の文化を表してるとかなんとか言ってたが、俺が思うには今まで言い表せなかった感情をいい表せるようになっただけで、曖昧という訳じゃないと思うんだがなぁ。 ある人物やものに対して,深い思い込みを抱くようす。その対象は実在するものだけでなく,アニメーションのキャラクターなど空想上のものにもおよぶ。 〔アニメ愛好家の一部が,NHK のアニメーション「恐竜惑星」のヒロイン「鷺沢萌」に対して抱く,ロリータ-コンプレックスの感情に始まるといわれるが,その語源にも諸説ある〕 私にとって最も難解な単語は,佐賀で使われる「あいば」。挨拶でhelloのように使っているようにも見えるし,「あいばねー」と別れ際でも使う。また「あいば,○○やろーね」は推測のwellだと思われる。未だによくわからん。 大阪人みんながみんな「関西弁=大阪弁」なんて思ってへんわ。全員みたいな言い方すんな。この滋賀県民が!アフォか 大阪人やけど「なぁ」って「それって間違ってるやんなぁ?(それって間違ってるでしょ?)」とかの「なぁ」ぢゃないんかな?要するに付加疑問文っぽい使い方のヤツ。だって、発言を強調するって書いてあるし…。コレって強調にはならんの? イモ欽トリオを思い出しましたよ。「こんなに、好きやのに、つれないなぁ、ナー!」(FROMハイスクールララバイ) 乱暴に言うと「大阪・京都で発祥した言葉がだんだん地方に伝わって、大阪・京都の同心円上では同じような言葉が使われてる」みたいな論旨だった希ガス 萌えって、すごいよ!マサルさんのモエモエのコトじゃなかったんだ・・?なーの使い方として自分が思うのは、やっぱりそうやんなぁ。なぁ?って同意求めたりすることじゃないのかな・・ 私は長野出身だけど、「ずく」って他の地方で言っているのを聞いたことがない。「ずく」は長野特有の方言かな? 最大の疑問は、この様なランキングで方言が対象となっちょる事でないかの。同じ言語に属しちょっても方言を完全に訳す事ができんのにの。 モンゴル語については近いうちに知り合いに確認してみますが、民族によって概念の細かさ(解像度?)が異なるのはよくあることです。たとえば、日本語における色の表現なんて「なんでこんなにあるんだよ!」ってくらいありますし、周囲を海に囲まれているだけあって海産物を表現する単語も、これまためちゃくちゃたくさんあります。日本以外では一言「海産物」としか言えないところもあります。 広島出身だが、大阪弁の「いけんで」は最初よくわからんかった。広島では「いけんで」は不可能を表すが、大阪では逆に可能を表すみたいだ。広島の皆さん、ご注意あれ。 >>93 僕は新潟だけど、”ずく”という言葉は使用するよ〜ん。 たとえば、根性無し野朗を”ずくなし”と言う。 沖縄県宮古島では、水をひっかけられたときや水たまりを踏んづけた時に「あいじゃ!」といいます(少なくとも40〜50代くらいの方は言うと思います。若い子はわからん)。 というような表現があります。日本語だけどあまり使われない言葉みたいです。本土から来た方が結構驚かれるので、逆にこちらがびっくりです。「これって、全国共通のことばじゃなかったのね・・・」 「萌え(moe)」ってのは「良い」と「かわいい」と「そそる」の複合、簡単に言えば胸キュン(死語か)だと思ってたけど、違いますか? 「Motherfucker」って、出てきたところに入ろうとするヤツ、みたいなアンチテーゼが含まれてるんだよな。 昔和歌山から大阪に出てきたとき、和歌山弁が大阪弁とはかなり違うことにショックを受けたのを思い出した。 それよりも、このニュースはネタではないのか、と今も疑わしい。最近はBBCやからって信用やれやんしなあ。(一部和歌山弁風) 宮崎は北部、中部、南部とで語尾やらイントネーションやらは結構違う。「都城」なんてところがあるが鹿児島に近いためか鹿児島弁と宮崎弁とがごちゃ混ぜになっていて、「都城弁」というものがある。 それと「ちぇすと」はAtackというよりか「うりゃぁぁぁ!」とかっていう一種の掛け声(?)的なものだったきがする・・・ いや吹き替えならこれがピッタリ。特に銃剣振りかざして突貫するシーン、ってミリタリーマニア限定ですか。 >>161 ”したっけ=そういう事で” と、いう意味か? 例えば「したっけ、昨日セックスしたっけ?」という風に使うのか? ただ念を押しておくけど良くて殴り合いの喧嘩に発展する覚悟のあるときだけにしようね。それに基本的に品の無い言い回しだから程度の低い人物だと思われるぞ。 「〜と言ってるだろうが」「〜だからね」「〜と言うよな」「(頭に付けて)いくら言ってもわかんないかこの〜」 〜だに ってウリナリで千秋とウッチャンが使ってたけど放送作家に遠州の人がいたのかしら。それとも愛知の岡崎出身のキャイーンの天野から教わったんだろうか。 A:ふーん、あれチャウチャウちゃうかって、おれが「チャウチャウちゃうんちゃう?」ちゅーてたのがチャウチャウやってんな。 何番のコメントか忘れたが、鹿児島弁の爺さん婆さんの会話は分からんとあったが、鹿児島弁は江戸時代に幕府に会話が分からないように作った一種の暗号。分からなくて当然。 岡山では(隣県の中国地方は分からないけど…)、【naa】を【のぉ〜】っていう。『だよなあ』に近いニュアンスで使ってる。 [PR]日本女性の外性器―統計学的形態論 | 桜満開!ビデオチャット[PR]また同じ女が空いてる | 結局エロビデオでフィニッシュ 【お知らせ】X51.FILESがDVDになりました(発売コンテンツリーグ・販売ビクター・エンターテイメント)。本作では、未公開映像を含むエリア51、ロズウェル等の視察に加え、特典映像として日本UFO界の重鎮・矢追純一氏との対談も収録。なお初回限定盤には本作用に制作された『X51.ORG UFO RESERCH BOOK』及び、ボックスが付属します。2008年5月1日より、全国量販店で発売しますのでぜひご覧ください。 ■【お知らせ 01/10】現在、一時的に在庫切れの状態ですが、近日中に販売再開されますので定価以上の中古にご注意下さい。 ギニアの沿岸に毛の生えた謎の巨大生物死骸らしきものが漂着したとのこと。死骸は一部腐敗しているものの、四本の足と....>>READ ALL グアダルペとジョセフィナ・ヒノホサは1912年11月25日、キューバはハバナで生まれた(同年にはアメリカでメアリー、マ....>>READ ALL アップリンクより『ジャンクフィルム』を発表した死体写真家、釣崎清隆氏へのインタビュー。死体とアート、戦場カメラマン、キルリアン写真、Oglish.com、臓器売買など様々なテーマを釣崎氏が語った。 ちょうどマイナスイオン風呂やトルマリン・ペンダントのようなものです。疑似科学と言われても否定は出来ないでしょう.... PROMOTIONS?一滴でも強烈な匂いがしますので、使う場所に気をつけてください不良グループにからかわれて有害排気物質のドラム缶の中に転落する列車内で同席した男性客が突然ゾンビに就寝中無意識のうちに起こる勃起現象若者の間で大ウケ!光触媒のうんこ陰嚢全体に適度な振動刺激(8000rpm)ムクムクメーター(ムクムク度チェック記録用紙付)思いやり=ウルトラビッグですね「蛍みたい・・」彼女の驚く顔が目に浮かぶようです |
[ 33] iPhoneの日本展開が難しい本当の理由:コラム - CNET Japan
[引用サイト] http://japan.cnet.com/column/mori/story/0,2000055916,20352074,00.htm
放送通信産業に変革の波がいよいよ訪れることになりそうだ。その波は、まずモバイルへ到達する。そしてこれまでは別の産業としてみなされてきた放送と通信を一括りにして取り扱う法体系の確立により、両産業領域全体を飲み込んでいく。 米国時間6月29日の午後6時。Appleの携帯電話「iPhone」がApple直営店と提携先のAT&Tの約2000の店頭で発売開始された。初期出荷台数は100万台ともいわれるが、その売れ行きは非常に好調だ。Apple CEOのSteven Jobsが目論むように年間1000万台のiPhoneが全世界に出荷されるようなっていけば、年間10億台の携帯電話市場の一角を数年のうちにAppleが占めるようになってもおかしくはない。ただし、そのAppleの野望に日本市場が貢献することはないだろう。なぜならば、現状の日本では携帯電話通信会社がいかに興味を示そうとも、制度上、米国同様の形式でiPhoneが販売されることは難しいからだ。 日本でのスマートフォン市場は決して大きくない。ウィルコムやソフトバンク・モバイル、NTTドコモがMicrosoftのWindows MobileをOSに採用した端末を採用しているものの、その利用者は極めて限られている。欧米におけるビジネスマン御用達端末BlackBerryなどスマートフォンの普及状況とは大きな違いだ。しかし、日本でiPhoneの展開が難しいと言っている理由は、これまでのスマートフォンの市場規模のせいでも、あるいはAT&TがiPhone利用者に提供する廉価な完全定額パケット料金プランのせいでもない。 それは日本の携帯電話産業の構造的な状況を鑑みたとき、自社/製品のブランドを直接管理することを重視するAppleが直接iPhoneのマーケティングを行っていくことが日本市場では困難だからだ。なぜなら、PHSを含むすべての携帯電話端末は通信会社に買い取られ、多くはそれら通信会社のブランドで販売されるという商習慣が確立されているからだ。 それだけではない。携帯電話通信会社が販売する携帯電話端末は、携帯電話通信会社の提供するサービスに最適化されているため、後述するSIMロックを解除したところで、他の携帯電話通信会社のサービスをそのまま使うことは困難になっている。 iPhoneは米国で最大シェアを誇るAT&Tのネットワークを利用するものの、基本的な通話やSMSなどの通信サービスを除き、提供されるサービスの多くはAT&Tには帰属しない。一部サービスの使用料は通信料金に追加されるものの、それらは飽くまで代理徴収に過ぎず、サービスの内容をAppleや今後公開されていくであろうAPIを活用した事業者が随時変更したり、追加していったりすることに対して、非常に柔軟に対応できる。そう、日本人がイメージする携帯電話ではなく、むしろインターネット端末なのだ。 そのため、先に指摘したようなAppleのポリシー、あるいはiPhoneが採用している通信方式が日本では提供されていないGSMであるといった技術的な差異よりも何よりも、日本の携帯電話端末とは異なる発想でデザインされたガジェットであることが日本での展開を困難にする可能性が高い。 総務省が催す複数の研究会が、放送通信領域のさまざまな制度改革の在り方のイメージを6月後半に揃って発表してきている。それらは中間取りまとめや報告書案として発表されており、今後の議論や寄せられたパブリックコメントによって、内容が変化する可能性はあるものの、例えば「iPhoneを日本でも利用しやすいように業界構造は変化するべきである」という方向性を明確に打ち出してきているのだ。その延長で提言が実現すれば、iPhoneが米国同様の体制で日本に登場する可能性が高まるだろう。 もっとも大きな流れを示したものとしては、6月19日に公開され、現在パブリックコメントを受け付けている「通信・放送の総合的な法体系に関する研究会」の中間取りまとめ案がある。これまで別々の領域として法制度が作られてきた通信と放送の領域を、一つの「情報通信法(仮称)」でまとめて取り扱うとした。そこでは、政府の「総合規制改革会議」で今世紀初めに提示されて関係業界に大きな衝撃を与えた「横割り」モデルと全く同じ3層レイヤーモデルに沿った法体系が提案されている。放送通信を構成する産業構造を、コンテンツ、プラットフォーム、そしてインフラ(ネットワーク)という異なる経済の性格を持ったレイヤー(層)からなるものとして捉え、これらを垂直統合していた放送と通信の区分はなくし、レイヤーごとに規律を定めるという発想だ。 総合規制改革会議で広く一般にも示されるようになった情報通信のレイヤーモデルは、通信事業者にとっては親しみがあっても、放送事業者は以前から嫌っていた「ハードソフト分離」を更に推し進めたものとして捉えた。このため、強い反感を買ったという経緯があった。 しかし、その後、欧州などの先進国でレイヤーモデルに則った法体系が導入されたという事実や、ブロードバンドの普及に伴い、いよいよ放送通信領域の境目がなくなってきたことなどを鑑みると、以前ほどの反発は起こらないのではないか。 今回提案されているレイヤーモデルは、非常によく練られたものだ。総合規制改革会議で提案されたそれとは若干異なり、既存の事業者により受け入れられやすいように変更を加えてあるようだ。本来、異なる経済モデルを有する領域ごとにレイヤーを区切り、コンテンツへのメディアからの縛りを解き放つことでより柔軟な流通を促進することなどを目論んだにもかかわらず、今回、放送などの既存放送メディアを「特別メディアサービス」として分類し、すべてコンテンツとして扱っている。このような、メディアと産業レイヤーの概念の混在が気になるところではある。 トラックバック一覧からリンクされているウェブページはこの記事にリンクしている第三者が作成したものです。内容や安全性について当社では一切保証できませんのでご注意下さい。 私なりに理解すると、iPhoneのような、キャリアに依存しないサービスがサクサクできてしまう端末は、「携帯でできる事まで含めて差別化をしているキャリアとしては、受け入れがたいのでは」ということと思います。 個人的な感想では、「そこまで悲観的にならなくても・・・」と思いました。キャリアがスマートフォン的な物を、あまり推進してないのは、使う側が「そこまで端末に求めてない」と判断してるのでは? ちょとアクティベートされたiPhoneを触ってみたのですが、未来を予感させるようなオペレーション、変幻自在のディスプレイなどを見て、正直「欲しい!」と思いました。おまけに「そーは言っても、デジタルなスケジューラなんて使わないし・・」と、ちょと欲望が冷めても「あ、iPodとして使えばいいんだ」と、また欲望がムラムラと起きてきました。 それにほうっておくと、ソフトBさんが、むりくりでも日本対応するのでは、、という恐れから、D社もK社も争奪戦に参加せざるをえないのでは、?と思います。 「商習慣」と「特化されたハードウエア」が問題点で、「規制緩和」がソリューションという構成で、現在の規制が商習慣やハードウエアの特化を促しているわけではなさそうなのでつながりが判りませんでした。本文では否定されていますが、噂にあるようにW-CDMAに対応されれば、後はAT&Tとの現在の結果と同様にキャリアとのネゴのような気がします。AT&Tストアで確認した知人から聞いた話では、現在のiPhoneのSIMは他のAT&T機にも互換性がなく、データの換装ができないようです。 実際にアメリカに住んでいる者として日本の携帯とアメリカの携帯を比べると、2,3年ほどアメリカは遅れている感じがします。逆に日本の強みは本文で新しい法体系の構造として示された3レイヤーの各レイヤーの質の高さとバランスの良さだと思います。 今回のiPhoneでは、アメリカでの貧弱なインフラ、機能に対する価値観を考えると、あちこちで見かけるAppleを代弁したような記事で描かれている将来像がすぐに来るとは思えません。いくらコンテンツがあっても、流すパイプがなければ・・・。iPhoneがローカライズされるかどうかに関わらず同様の製品の市場としては、むしろ孤島化したと言われる日本(や韓国)の方がその性能を発揮するインフラがあり、機能やサービスにコストを払う顧客が ※サービス名をクリックするとこのページをブックマークできます。また、人数をクリックするとブックマークしている人やコメントを一覧できます。なお、サービスによってはログインが必要な場合があります。 情報基盤開発、Wordで作成したアンケートをその場で集計・グラフ出力できる 「AltPaper Ondemand」 業界キーパーソンが最新トピックを斬る!CNET Japan オンラインパネルディスカッション ケータイ業界に大変化、キャリアの収益モデル見直し求める--モバ研報告書 2007/06/27 02:14:01 米国時間9月9日の「Let’s Rock」イベントで驚くような発表がなかったという失望の声があるが、デジタルミュージック市場では巨大企業であるアップルにとって、もはや旋風は必要ない。 10年前にガレージで事業を営む新興企業としてスタートしたグーグルは、巨大なウェブ企業へと飛躍的に成長した。その名前が動詞としても使われるほど身近になったグーグルの今後を検証する。 米国人アーティストのJ・パウダリー氏は、オリンピック期間中、チベットを支援するメッセージをレーザー光線で映し出すことを計画していたが、中国警察に逮捕された。同氏が、その経緯と拘束中の様子を語った。 元ヤフー検索事業部長の井上氏が日本トップになった百度、同氏の掲げる「検索市場の3強」という明確な目標に、どういった戦略でアプローチするのか。 日経平均株価の下落が加速し、年初来安値を更新する主力銘柄が目立つ中、際立って堅調な動きを保っているのが日立製作所だ。 「3度のメシより携帯電話」。24時間365日、海外ケータイのことばっかり考えている、香港在住の携帯電話研究家、山根康宏が、500台を超えるコレクションからとっておきの“トンデモケータイ”を紹介する。 複写機など事務機器の国内需要が飽和状態となる中で、精密機器大手各社は欧米を中心とした海外市場の開拓に活路を求めざるを得ない状況となっている。 プロジェクトの可視化を進め、開発期間の短縮と品質向上を実現【導入事例:株式会社安川電機】 顧客の声にもれなく素早く対応できてますか?社内で共有してますか? 薬事法違反による取り締まり件数が増えている昨今、広告業界には一体何が求められているのだろうか。メーカー、そして広告に関わる者であれば、少なくともそれを理解していなくてはいけないだろう。 電子マネーによるライフスタイルの変化に関する調査を実施した結果、男性はEdy、女性はSuicaを利用する傾向にあることが分かった。また、電子マネー未利用者は、26.2%と徐々に利用率は高まっていることも明らかになった。 ジェネレータコンテンツの利用が企業やサービスのイメージにどのような影響をもたらしたかについて調査を実施したところ、提供企業の認知率はわずか11.1%にとどまることが分かった。 【米国最新動向】米国インターネット業界マーケティングレポート8月号ダイジェスト版【無料配布】 橋下大阪知事による隠し撮りについては、賛成が反対を上回る - 廃止方針の児童文学館の仕事ぶり隠し撮りについて調査実施中 「iPhone 3G」発売から時間がたち、App Storeが充実してきた。ここでは、注目のアプリケーション10種を紹介する。 Comic-Con 2008が7月にサンディエゴで開催された。このコミックの祭典とも言えるイベントで見つけたコスプレーヤーたちを画像で紹介する。 マイクロソフトがこのほど、「Internet Explorer 8(IE8)」のベータ2をリリースした。このリリースにおける特長はユーザー志向の機能だ。 M1・F1総研が首都圏在住のM1、F1層の消費行動に関する調査レポート「若者がモノを買わない要因の考察と消費を促す方法論」を発表した。若者がモノを買わない要因として「低い上昇志向」、「インターネットへの依存」など5項目を挙げている。 8月22〜24日まで、東京有明の東京ビッグサイトにて行われた「グッドデザインエキスポ2008」。2008年度グッドデザイン賞の審査対象デザイン展示が一堂に介するほか、企業によるデザインの取り組み、デザイン専攻大学生の作品などが集結された。この会場で見つけた、かわいく、かっこよく、おもしろいデザインプロダクツを紹介する。 話題のiPhone 3Gが7月11日に発売され、1カ月半が経過した。徐々に電車の中でiPhone 3Gらしきものを見かけるようになってた印象を受ける。しかし、それはもしかするとiPod touchかもしれない。 マンション購入お役立ち情報ブログ『マンションフリーク〜住まいの回覧板〜』に新たにモデルルームレポート『イニシアふじみ野』(前編)がアップされました 富士通、NEC、東芝などのPCメーカーから続々と新製品が登場した。ノートPC、デスクトップPCに加え、注目の 今週の新製品総チェック:薄さ13.9mmのサイバーショット登場!NEC「LaVie」はデザインモデルが 最薄部13.9mmのソニー「サイバーショット」、ニコンのGPS内蔵デジカメ「COOLPIX」など、機能性、デザイン性 メンバー限定サービスをご利用いただく場合、このページの上部からログイン、またはCNET_ID登録(無料)をしてください。 |
[ 34] 難しい童話
[引用サイト] http://www003.upp.so-net.ne.jp/take-t/
環境問題。戦争紛争問題。幼児虐待や犯罪。医療問題。教育問題。この社会で起きるすべての事柄に、経済は絡んでいます。経済は、世の中を動かす中枢ですからね。だから、誰一人として、そこからは逃げられない。全ての人に責任があります。そして、経済の問題を解決すれば、それらの問題を改善させる事が可能なんです。 ……で、僕は、理論、その為の方法を考えてみました。 思考方法として、新種のモデルを採用してあります。だから、経済学の知識があるからといって理解できるとは限らないし、逆にないからといって理解できないとは限りません。 で、一応、分かり易く書いたつもりなんですが、どうも、それほどでもないらしくて……(笑) 書き忘れた事もあるし、割愛した部分もある。で、こんなものを補う意味で書いてみました。 数字は極力使わず、原理だけを簡単に説明〜 その原理が実現可能な根拠も書いてあります。 これだけでも読んで! 今までの経済学との比較…… 違いや、共通点、補完してある事なんかを説明〜 (どうして、今まで、これに気付いてこなかったのか、その考えも) 『経世済民』は、経済の元になった言葉らしくて 世を経て、民を救済する ってな意味みたいです。詳しくはしらんけども(笑) 原理編以外は遠慮なく難しいです! あ、あと、比較編もできうる限り簡単にしたつもり…… (時々、細かい点を直すかもしれんです……) んでもって、これら二つは、できるだけたくさんの人に読んでもらう為、コピペか、或いは直接リンクで、HPを持っている方に、貼ってください〜 ってお願いをしているものであったりもします。 * ↑の文を読んで、まだ全然分からないって人がいたら、HP内に「経済の部屋」というページがあるので、覗いてみて下さい。色々書いてありますー * 帰納的思考の限界から、全ての説は、仮説なんだそうです(数学はちょっと違うのだけども)。だから、既存にある経済学だって全て仮説。僕の書いてる理論も、基本的な態度はそれと同じです。仮説に過ぎない。だけども、より確からしく、控え目に見ても「世に広く公表して、検討すべき価値がある」と判断できるので、こんな事をやっています。 作中、説明が抜けていたので、ここで補足〜 (笑) 実体を無視した景気回復が何故起こるのか、疑問が解けたっぽいので、書いておきました(2005 10月)。 どう理論を応用すれば、総額で1000兆円を超えると言われる財政赤字を、返済できる可能性があるのか、その方法を簡単に書いておきました(2005 10月) しかし、僕の考えた理論は、資本主義でなくても成り立たせる事ができます。通貨によって成り立っている社会… (いえ、極論を言えば、通貨を考えなくても適応できることはできるのですが…) にならば、用いる事ができてしまえる。だからこそ、ほとんどの経済学者達が気付いて来なかった観点に気付く事ができたのです。 ですが、既存にある経済学の思考方法から、僕と同様の結論に辿り着く事は本当にできないのでしょうか? ……どうやら、できるようです(笑) 用いてあるのは、今までの経済学の思考方法ですが、その用法観点は従来の常識を大きく覆していて、僕とほぼ同様の結論に至っています。しかも、より詳しく具体的に分析や立案を行っているので、僕の書いた内容に足りない部分を補ってくれています。 僕の書いたものだけじゃ物足りないという人は、是非読んでみて下さい。 バブル経済時、実はかなりの人が危機を訴えていました。当時の、村上春樹のエッセイを読むとそのような事が書いてありますし、中学時代、僕の国語の先生まで言っていました。 そして、結果的に多くの人がその崩壊の犠牲になり、死者が、本当にたくさん出ました。後になってから、その何もしてこなかった人達の多くは文句だけは言いました。悪いのは政治家だ! だって、自分は、何にもしてないから・・・。 それでもって、↑です。選挙権を持ってる意味とか、そんな事がよっく分かると思います。例え、上の理論が世間に認められても、それをうまく使ってもらわなくちゃどうにもなりませんからね〜 個人でできる、政治への参加の仕方もしっかりと書いてあります。例えば、選挙の時に、誰に投票すればいいのか分からないって時は、ここをクリックして参考にしてもいいかも。 投票率が高いと、生活が楽になる・・・ 税金が高いのに生活の質は高い、スウェーデンの例は、僕の理論の証拠にもなってますね。 |