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構築と は?
[ 36] 基礎から学ぶネットワーク構築
[引用サイト] http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/tokusyuu/08net-const/net-const01.html
企業内LAN構築のメリットは、もはや万人の理解するところだろう。SOHOから大企業まで多くの企業でLANが構築されている。また最近ではネットワーク機器の価格も安くなり、数年前は高嶺の花であったスイッチングハブでさえ1万円を切る製品が登場、その手軽さからネットワークの規模は拡大の一途をたどっている。だがその反面、機器やシステムの仕組みをよく理解せずに無造作に拡張が行われていたり、企業の情報システム部門の許可なしにゲリラ的に機器の接続が行われていたりする光景も見受けられる。本特集では、改めてネットワークの仕組みや機器の役割について理解し、現状を正確に把握し、より良いネットワーク構築を実現するための方法について解説していこう ここ2〜3年のネットワーク接続関連の周辺機器の価格破壊は、目を見張るものがありますね。10/100MbpsのNIC(ネットワーク・インターフェイス・カード)は、なんと2000円前後で売られていますし、10/100Mbps自動認識のスイッチングハブも、4ポートなら3000円で手に入ります。3年前だと、それぞれ1万5000円、2万円ぐらいでしたから、5分の1、10分の1ぐらいになってしまったわけです。ネットワークの構築に関しては、会社の情報システム部門が構築するものから、各部門で構築するものになり、とうとう、個人でも構築が可能になってしまった、という感じですね。 ネットワークに接続することのメリットは、計り知れないものがあります。5年前はこの必要性を延々と語り続けなくてはなりませんでしたが、いまとなっては、経営者クラスの方でも、ネットワーク化されていない情報システムなどあり得ない、というくらいに認知度が上がったのではないでしょうか。インターネットの爆発的な普及は、こんなところにも良い影響を及ぼしているといえるでしょう。 ただし、ネットワーク管理者の立場になると、そう手放しで喜んでもいられません。ネットワークに対してのユーザーのニーズは上がる一方ですし、片や、インターネットに接続しているために外部から攻撃される、という恐怖も日常茶飯事です。いつ何が起こるか分からず、神経を痛めているネットワーク管理者の方も多いのではないでしょうか。また、各種のネットワーク管理作業に時間がかかる、ということも、あまり認知されていない現状でしょう。作業の負荷に対してのネットワーク管理者の数は、常に足りていないものです。 でも、そんな現状に甘んじていると、気が付いたら自分の足元をすくわれる状態に陥ってしまいます。身の回りでこんな事件はありませんか? 「業務アプリのレスポンスが極端に遅くなる。こんな状態だと、仕事にならない」とユーザー部門からのクレームが発生。当初は、業務アプリで使用しているRDBMSが過負荷になっている可能性がある、と業務アプリの担当者に調査させたが、RDBMSサーバの負荷はまったく問題がないことが分かった。現象が不定期に発生するため調査は難航したが、1週間にわたる調査の結果、原因はネットワークだと判明した。LANアナライザを使用してさらに調査をすると、イーサネットでコリジョンが多発しているセグメントがあることが分かった。そのセグメントをさらに調査すると、故障しているハブがあることが分かった。しかし、そのハブは、情報システム部が管理している機器ではなく、ユーザー部門が無断でネットワークに接続した機器だった。 「朝、会社に来てPCに電源を入れたら、ネットワークに接続できなくなった」というユーザーからのクレームが発生。PCのエラーを確認すると、IPアドレスが重複しており、ネットワークの起動に失敗した、というメッセージが確認できた。同じIPアドレスを設定しているPCを探すと、ユーザーがプライベートのPCをネットワークに無断でつないでおり、会社のPCと同じIPアドレスを割り当てていたことが分かった。 「ネットワークに接続できない」というユーザーからのクレームが発生。始業時に多数のユーザーから同様な報告がされたので、ネットワーク機器の異常を疑ったが、基幹のルータ、スイッチングハブともに正常に稼働していた。ユーザーのPCを調べてみると、割り当てられたIPアドレスが部門で使用しているネットワークアドレスと違うことが判明。DHCPサーバとして稼働しているWindows NT Serverのイベントログを調べてみると、DHCPサーバが別にもう1台起動していたことが分かった。調査をすると、ある部門が開発環境で使用していたWindows NT Serverを会社のネットワークに接続したために発生したことが分かった。このサーバは、開発環境独自のネットワークでDHCPサーバとして設定されていた。 ネットワーク監視ツールで部門のネットワークのIPアドレスを調査していたら、通常使用していないIPアドレスでの通信が行われていることが分かった。そのIPアドレスを使用しているPCを探索してみると、とあるユーザーが、自席のPC用に割り当てられた1つのネットワークポートに独自にハブを接続して、そのハブにさらに1台のサーバと5台の端末を接続していたことが分かった。 とある部署から、「うちの部署も、A部署のように、外出先からのダイヤルアップを行いたい」との申請があった。情報システム部では、セキュリティの問題から社内へのダイヤルアップ接続は許可していなかったので「変だなぁ?」と思い調べてみたら、A部署は会社のPCにPHSを接続して、ダイヤルアップサーバとして使用していた。 PCから参照する「マイネットワーク」リストに、ある日突然、知らないドメインが表示されることに気が付いた。情報システム部の管理用のPCはWindows 2000で、通常の利用シーンでは、すべてのドメインリストを参照する機会はそう多くないので、気を付けて監視していないと、知らないドメインが追加されたことを知るすべがないことが分かった。 どれも、ネットワークが個人でも簡単に手に入るようになったことによる功罪といえるでしょう。情報システム部がユーザーのニーズをしっかりととらえて、それにタイムリーにこたえていくことをしないと、ユーザーは、「情報システム部がやってくれるのを待たずにやってしまえ」「情報システム部に申請するのさえも面倒くさい」ということになり、情報システム部の管理外で手に負えない事態を加速させてしまいます。 ネットワークは、人間社会と同じで、うまく機能するためには、それなりの決まり事が必要です。だれかが勝手なことをすると、とたんにネットワークは機能しなくなります。現在、ネットワークが敷設された環境で仕事をしている人たちにとっては、ネットワークに障害が起きると「仕事にならない」状態になるのは目に見えています。情報システム部としては、このネットワークの調和を図るため、日々、監視・管理をする必要性があるわけです。 今回の特集では、日常経験する事件から、ネットワークでチェックするべき項目をもとに、「問題が起きてから対応」するのではなく、「事前に食い止めていくためにはどうしたらよいか」といった視点で解説をしていこうと思います。 インターネットって挿すだけじゃダメですか? (2008/9/8) PCから先のネットワークの仕組みのモヤモヤ。入門書を読む前に、もう一度、急に管理を任された文系女子とTCP/IPを学ぼう 「着うた」とiTunes Storeの直接対決はあるのか (2008/9/1) 最強の音楽ケータイ、iPhone 3Gは成熟した「着うた」の牙城を切り崩すことができるのだろうか? ケータイ版Web 2.0ビジネスの波を読む インターネットを過激に加速するアプリdolipo技術解説 (2008/8/19) Webブラウジングでのクライアントのレスポンスを向上するプロキシソフト「dolipo」。使い方とともに、高速化の仕組みを解説する グリーンITを背景に普及の緒に就くZigBee (2008/8/5) 認知度の低い近距離無線通信のZigBee。グリーンITへの対応で採用を検討する企業が相次いでいるという。差別化を図る製品を紹介する 拡張性にも優れた組み込み型サーバの魅力VMware ESXiを導入する4つのメリット ホワイトペーパー利用者に「Amazonギフト券」を抽選で100名様にプレゼント!――TechTargetジャパン リニューアル・キャンペーン New! 1000万件分のデータ検索をわずか“0.1秒”ハイブリッド方式とは?気付き支援とは? |
[ 37] 日経システム構築 トップ
[引用サイト] http://itpro.nikkeibp.co.jp/SI/
[XDev]「システム基盤には開発・運用手順が必須」,金融システムとECシステムの担当者の見解が一致 「日経システム構築」は2006年4月号で,誌名を含む全面的なモデルチェンジを行いました。新誌名は「日経SYSTEMS」です。システム開発・運用に携わる現場のエンジニアに向けて,日々の問題解決のための情報や真の実力向上に役立つ情報を提供し,“現場力”の強化を支援します。これまで本誌がお届けしてきた事例中心の実務情報に加え,「日経ITプロフェッショナル」で提供してきたスキルアップ情報も取り上げます。詳しくはこちらをご覧ください。 無線ICタグの本格導入の機運が高まる中,本ムックでは,ユーザー企業への導入意向調査や,徹底したケーススタディなどを通じて,ICタグシステムの本格導入に欠かせない最新情報を提供します。この1冊で,ICタグシステムを実運用する際のノウハウや課題がわかります。ご案内・お求めはこちらをご覧ください。 システム開発の現場では今日もまた「失敗」が繰り返されています。なぜ,プロジェクトは失敗するのか。現場で苦しんだプロジェクト・メンバーの生の声から導き出された危機脱出のポイントを解説します。大反響を呼んだ連載がついに単行本化! ご案内・お求めはこちらをご覧ください。 「良いベンダーを選ぶRFPはどう作る?」「なぜこの提案書がユーザーに通らない?」――ユーザーとベンダー両者の悩みを一挙に解消。コミュニケーションを円滑にし,プロジェクトを成功に導くドキュメント作成の極意を徹底解説します! ご案内・お求めはこちらをご覧ください。 ■別冊「アプリケーション開発を成功に導く システム基盤の構築ノウハウ」を発行しました(2005-1-17) 「OLTPシステム」を巧く設計する,「Webシステム」の停止を防ぐ,「バッチ・システム」を高速化する,ITILで「運用システム」を磨く,効果的な「バックアップ・システム」を作る・・・。現場のエンジニア向けの実践情報を集大成し,ソフト/ハードの最適構成を提案します。ご案内・お求めはこちらをご覧ください。 ■別冊「不正アクセスや情報漏洩を防ぐ Webアプリケーションのセキュリティ完全対策」を発行しました(2004-11-15) 「なぜWebアプリケーションが危ないのか」という対策の重要性から始まり,クロスサイト・スクリプティングやSQLインジェクション,セッション・ハイジャックといった個々のクラッキング手口と,それに対して採るべき対策,また,組織としてどのような体制で取り組むべきかなどについて体系立てて解説しました。ご案内・お求めはこちらをご覧ください。 中国・インドのソフト開発事情は? カギを握る「ブリッジSE」とは? なぜコスト削減は一筋縄ではいかないのか? 苦労を重ねた先進エンジニアたちが経験と失敗事例を基に,日本からの「オフショア開発」の問題点と対策を語った国内初の書です! ご案内・お求めはこちらをご覧ください。 ■別冊「トラブル脱出からプロマネまで 企業事例70に学ぶシステム構築力 強化読本」を発行しました(2004-9-27) 「日経システム構築」誌に掲載された事例記事100本以上の中から,現在の情報システム構築・運用を代表する事例や読者の好評を得た事例70本を,コスト削減やセキュリティ強化など12テーマ別に厳選。多様化する開発・運用現場の第一線に立つSEに必携の1冊! ご案内・お求めはこちらをご覧ください。 2004年7月号の調査「開発支援ツールの利用実態」の結果を閲覧できます。詳しくは,こちらのページをご覧ください。 ■別冊「ステップアップのためのソフトウエアテスト実践ガイド」を発行しました(2004-7-12) なぜテストがうまくいかないのか? すべてのエンジニアに「トラブルなく,効率の良いソフトウエアテストを行うためのノウハウ」を日本人テストマスターが徹底的に伝授します。トラブル事例やテスト文書のサンプルも収録。詳しい内容,およびご購読のお申し込みはこちらをご覧ください。 2004年3月号の調査「クライアントPCのセキュリティ」の結果を閲覧できます。詳しくは,こちらのページをご覧ください。 2004年1月号の調査「ITエンジニアの意識・実態」の結果を閲覧できます。詳しくは,こちらのページをご覧ください。 2002年11月号から2003年12月号までの全記事をPDF形式で収録。ユーザー事例100件掲載! 1999年1月号から2003年12月号までの5年分(60冊)の全記事をPDF形式で収録。ユーザー事例100件掲載! |